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[趣味のアイテム 紹介/レビュー] 使ってみたらこうだった

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市販の保冷剤の中には、氷点下タイプの保冷剤というものがあります。

これも、大きな融解熱を持つ水をベースにしているようですが、混ぜ物をすることによって融解熱を下げていると考えられます。
0度で溶けたり凍ったりするのではなく、-15度や-16度で溶けたり凍ったりするように設計されています。

混ぜ物がしてあっても、融解熱自体は水とそれほど差が無いようなので、凍ったり溶けたりする温度が低いだけで、吸熱能力などは水とほぼ同等か、混ぜ物の分だけ少し悪いと考えられます。

通常の保冷剤に比べて数倍の能力があるように書かれた広告をよく見ますが、一定の体積(または一定の重量)あたりの、吸収できる熱は、通常の氷を上回ることはないはずです。

と、いうことで、○○倍の内容について良くみてみると・・・
広告としては当然のことですが、比較方法が、氷点下保冷剤に有利になるように調整されていたりします。
嘘を書いていることはまず無いですが、自分の考えている○○倍の意味と大きく異る可能性があるので、安易に○○倍というのは信じないほうが良さそうです。

私が先日見たのは、
「保冷剤の表面が、氷点下を維持する時間が従来タイプの8倍以上」
というものです。

実験方法は、どちらも-20℃まで冷やした状態から、一定の環境での温度変化を測定。0度に達するまでの時間を比較というものでした。

通常タイプは、0℃までは比熱でどんどん温度上昇していき、0℃付近で温度が安定します。
ただ、0度までは簡単に温度が上昇してしまうので氷点下維持時間は、あっという間に終了します。

一方、氷点下タイプも-20℃から比熱による温度上昇が始まりますが、-14℃とか-16℃で溶け始め、融解熱でその温度を長時間維持します。

最後に力尽きて全てが溶けてしまうと、比熱による保冷しかできなくなるので、温度はぐんぐん上昇し、やがて0℃を超えます。
氷点下タイプは、力尽きて温度上昇してしまった、ここまでの時間を氷点下を維持する時間としています。

そりゃあ、この測り方なら氷点下タイプのほうが長くなります。

確かに嘘は言ってませんが・・・

8倍の保冷力と言われると、今までの8倍長持ちするように感じる人もいるんじゃないかと思いますが、「ある温度以下」を保持する時間が8倍になるだけなんですね。

実はこの実験、その続きを見ると、氷点下タイプが全て解け、0℃以上に温度上昇してしまった後も、通常タイプは0℃を維持したままだったりするのです。

つまり同じ実験でも、保冷効力の終了を0℃に達した時と設定すれば氷点下タイプの圧勝+5℃くらいに設定すると従来タイプの勝利となってしまうのです。

比較実験の結果を見るときには、注意したい点ですね。

でも、この氷点下タイプ、正しく使用すればに、通常タイプでは到底出来ないことが出来てしまいます。

例えば、アイスクリームの長時間輸送。今まではドライアイスがなければ出来なかったことですが、これを使うことによりそれほど溶けずにある程度の時間維持出来ます。

冷凍食品や氷であれば、柔らかくなることなく硬い状態を維持することが出来るはずです。

(アイスクリーム用としては、本当は-20℃などにしたかったと思うのですが、家庭用冷蔵冷凍庫では凍らなくなってしまうので、-18℃が設定温度としてはギリギリだったのだと思います)

また、今までの保冷剤では到底ムリだった、氷の保存ができるということは、キャンプで夜にウィスキーをロックで飲んだり、蒸し暑い夜に子供にかき氷を作ってあげたりができてしまうことになります。

これは素晴らしいことだと思います。

(実際にしたいかどうかは人によると思いますが・・・ちなみに私はウィスキーだけはストレートが好きだったりします)


一方で氷点下タイプの保冷剤は、今までにない低い温度を維持するために、今までにない注意が必要です。

まず準備段階ですが、完全に凍結させるのが通常の保冷剤と比較して非常に難しくなります

普段から、開け閉めが多く、夏場になると、アイスクリームが少し柔らかい事があるような冷凍庫では、完全凍結が難しい場合があります。

氷点下タイプの保冷剤の中には、
  • -20度以下でないと凍結しない場合がある
  • できるだけ冷凍庫を空に近い状態にしないと凍結しにくい場合がある
  • 温度調整つまみを最強にしないと凍結しにくい場合があるする
  • 24時間では凍結しにくい場合がある
と、明記されているものもあります。
保冷剤専用に冷凍室を開けて、設定を最強にして数日間運転しなくてはならないようでは、家人の協力は得られなさそうと思うのは私だけでしょうか?
実際はここまでしなくては凍らないということは無いようですが、専用の冷凍庫を電気代を掛けて運転しなくてはならないのであれば、必要に応じて氷やドライアイスを買ったほうが安く済むように感じてしまいます。

最近の節電の流れもありますし、冷蔵庫のカタログスペックを、冷蔵庫4℃、冷凍庫-18℃で測定するため、標準的な設定のままだと、新しくてエコな冷凍庫ほど凍らないという可能性も出てきます。

ネットレビューを見ても、従来のものと比較して、全く保冷できずに役立たずとされている方もおられます。
確かに、氷点下タイプは、従来のものより温度を低く保持するので、結果的にボックス内外の温度差が大きくなり、外部からの熱の侵入が増え、保冷時間が短くなることは予測できますが、それにしても限度があります。
極端に短い場合は、やはり完全凍結しないままで使ってしまったことが原因ではないかと思います。

以前の考察で、凍結していない保冷剤は比熱で熱を吸収するしか無いので、どれだけ冷たい温度になっていても、あっという間に温度が上がって、保冷剤としては終了してしまうと結論付けました。

表面だけ凍っても芯まで凍っていなければ、やはりきちんとした能力は発揮出来ません。氷点下タイプを使用する際は、自宅の冷凍庫の能力と相談して購入することをおすすめします。

次に使用する場合の注意です。

キャンプに持っていく食料の中には凍らせてはいけないものが結構あります。

下ごしらえした野菜や、当日の昼にBBQで食べる肉、炭酸飲料にビールなどです。
我が家では経験がありませんが、高級な肉も凍らせてしまうのはもったいなさそうです。

むしろ、凍結させておいてもいいもののほうが少ないかもしれません。

野菜などは、0℃タイプの保冷剤でも近くに置くと凍みてしまうことがあるので、氷点下タイプを使用する場合は細心の注意が必要です。

氷点下に冷やしたビールが飲みたいとか、ロック用やかき氷用の氷を保存したい、などという場合は遠慮なくガッツリ使えそうです。

せっかく開発された、氷点下タイプの保冷剤ですが、広告の仕方の問題なのか、クレームになることも少なくないようです。
ほとんどの広告には嘘は書いていないはずなので、氷点下タイプの保冷剤のクレームは、主にユーザー側の勘違いや理解不足が原因だとは思うのですが、中には積極的にユーザーの勘違いを利用しようとしているように感じなくもありません。

色々調べてみたところ、客観的な実験を行った結果が兵庫県のWebサイトで公開されていました。

「氷点下で凍結する保冷剤」と「0℃で凍結する保冷剤」はどう違う?~保冷温度や持続時間について試買テストを実施~

やはり、適材適所ということですね。

本日の結論
  • 氷点下タイプの保冷剤と、従来タイプの保冷剤は、設定温度が異なるだけ
  • 冷蔵食品保存用としては従来タイプの方が便利で長持ち
  • 冷凍食品や、氷などを保存したい場合は、氷点下タイプ以外に選択肢なし
  • 氷点下タイプは完全凍結が難しいのでアイスがカチカチにならない冷凍庫をお持ちの方は要注意
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